症例:乳腺腫瘍
2019.03.26
乳腺に発生する腫瘍で、雌犬に多くみられます。
犬の場合、良性と悪性の割合は、ほぼ半分です。
乳腺腫瘍の発生率は早期に不妊手術を行うことにより、低下するといわれています。
一般に、この病気は高齢の犬に多くみられます。
症状として、通常、乳房あるいは周囲の皮下にコリコリとした丸いしこりができます。
腫瘍が数珠状や直線状になるもの、変色や浮腫をおこすものもあります。
腫瘍が大きくなると、出血したり、強い臭いがすることもあります。
また、脇の下や、内股のリンパ節に転移した場合は、その部分が腫れることもあります。