症例:子宮蓄膿症
2019.03.26
子宮の内部に細菌が増殖し、血液や膿などの分泌物が溜まる病気です。
一般に不妊手術を行っていない雌の成犬~高齢犬に多いと言われ、発情期の数週間後に発症します。
症状としては、元気や食欲が落ちたり、発熱、嘔吐、多飲多尿などがみられます。
下腹部が膨満して、触ると痛がる場合もあります。外陰部から血液や膿などの分泌物がみられ、特有の臭いがします。
放っておくと、細菌の毒素により多臓器不全や敗血症をおこして死亡することもあります。